FX投資の基本①:資産運用の種類、戦略、ブローカー選び完全ガイド
資産運用の種類
資産運用には株式や生命保険、暗号資産など、様々な種類があり、それらは大きく実物資産と金融資産の二つに分けることができる。
- 不動産(マンション・アパート・土地・一戸建てなど)
- 貴金属(金・銀・プラチナ・ダイヤモンドなど)
- コレクション(美術品・アンティークコイン・酒類など)
- 預金(銀行預金・外貨預金)
- 投資信託
- 生命保険(貯蓄型の終身保険・個人年金保険・学資保険など)
- 商品券・小切手
- 株式(有価証券、日本株・米国株など)
- 債券(国債・社債など)
- 暗号資産
- FX(外国為替証拠金取引)
実物資産には不動産や貴金属、美術品などのコレクションも含まれ、実物として存在する資産を実物資産という。
金融資産は預金、生命保険、株式など、実物を持たない資産を言う。
FXは金融資産に該当し、Foreign Exchangeの略であり、外国為替証拠金取引を指す。
FX(外国為替証拠金取引)とは
FXは、二つの通貨の為替差益を得ることで利益を得ることができる。
しかし、世界情勢や各国の経済状況などあらゆる要因により通貨価値が変動してしまう。
それらの変動を予測することは難しいことではあるが、「国や企業などの経済状況を示す”ファンダメンタルズ”」と「チャートを見て過去の値動きか将来の値動きを分析する”テクニカル”」の両方を用いて予測精度を高めることができる。
- 実行為替レート
- 株
- アノマリー
- 金利
- 経済指標
- 大口投資家
- コモディティ
- そのほか
- チャートパターン
- プライスアクション
- 理論・法則
- 値動き
- テクニカル指標
予測精度を高めるとは、個人投資家であれば大口投資家(実需/投機)による為替の動きを読み、流れをつかむことができるようになると言った方が近いかもしれない。
ファンダメンタルズとテクニカルはあらゆる金融資産への投資に役に立つ考え方であり、相場を理解するには必要不可欠なものである。
為替差益とは?
為替差益=取引時の為替レートの変動によって生じる利益である。
1ドル100円の時に1万ドル購入し1ドル145円で売却すると45万円の利益が出る。
購入(1ドル100円)
- 10,000USD×100円=1,000,000円を所有
数か月後1ドル145円まで上昇
- 10,000USD×145円=1,450,000円を所有に変化
売却(1ドル145円)
- 1,450,000円-1,000,000円=450,000円の利益
1lot=100,000USD / 1pips=0.01円(1銭)の場合、Ex1は以下のように書き換えることができる。
購入(1ドル100円)
- 0.1lot×100円=1,000,000円を所有
数か月後1ドル145円まで上昇(4500pips上昇)
- 0.1lot×145円=1,450,000円を所有に変化
売却(1ドル145円)
- 1,450,000円-1,000,000円=450,000円の利益
実際にチャートを使用し取引をする場合は、lot(ロット)とpips(ピップス)を使用し考えることが多いため、Ex2の書き方にも慣れておくことをおススメする。
また、実際にはスプレッド(買う時の価格と売る時の価格の差)などに応じて取引手数料がかかることに注意しておくこと。
FXブローカーへの登録
FXを行う際には必ずブローカーへの登録が必要となる。
ブローカーは国内FXブローカーと海外FXブローカーの二つに分けることができる。
- DMM FX
- GMO外貨
- GMOクリック証券
- 外為どっとコム
- LINE FX
- みんなのFX など
メリット
信頼・安全性が高い
取引コストが低い
デメリット
資金力が必要
- XMtrading
- TitanFX
- FBS
- AXIORY
- iFOREX
- LAND-FX など
メリット
少額で取引可能
様々な手法を試せる
デメリット
取引コストが高い
国内のFXブローカーは信頼・安全性が高く、また取引コストが低い。レバレッジの上限が小さいたある程度の資金が必要となる。
海外のFXブローカーは少額で取引が可能である。また取り扱う通貨の数やインジケーターの種類も豊富であるため様々な手法を試すことができる。
その代わりと言ってはなんだが取引コストが国内FXブローカーに比べ高く設定されている場合が多い。
赤字になっているAXIORYは私が利用しているブローカーである。様々なブローカーを比較した上で最も利用価値が高いブローカーであると思い使用している。
この記事の最後にその良さを記載しておくので是非参考にして頂きたい!
国内FXブローカーと海外FXブローカーの違い
国内のFXブローカーと海外のFXブローカーをさらに詳細に見てみる。
- 信頼性
- 高い
- スプレッド(取引コスト)
- 狭い
- スワップポイント
- 高い
- スワップフリー
- ない
- レバレッジ
- 最大25倍
- ボーナス
- 取引量に応じてもらえる
- ロスカット水準
- 50~1000%
- 追証(借金)リスク
- ある
- 取引の透明性
- やや低い(DD方式)
- 取り扱い商品
- 少ない
- 税金
- 一律で約20%
国内のFXブローカーはレバレッジが25倍と小さい。意外と思われるかもしれないが、DD方式が基本であるため取引の透明性も海外のFXブローカーに比べ低い。
取扱商品(通貨)も少ないため、FX中上級者にとっては物足りない可能性がある。
その代わり、信頼性の高さや取引コストの低さが国内FXブローカーの最大のメリットと言えるだろう。
- 信頼性
- 業者による(一部詐欺)
- スプレッド(取引コスト)
- 広い
- スワップポイント
- 低い
- スワップフリー
- ある
- レバレッジ
- 数百~数千倍
- ボーナス
- 口座開設・入金でもらえる
- ロスカット水準
- 0~20%
- 追証(借金)リスク
- ない
- 取引の透明性
- 高い(NDD方式)
- 取り扱い商品
- 多い
- 税金
- 15%~55%
海外FXブローカーは国内FXブローカーとは桁違いのレバレッジとなっている。これにより、少額の資金を用いて資産を増やすことができる。
※ハイレバレッジは逆に資産を減らす可能性もあるため気を付けること。
こちらも意外と思われるかもしれないが、海外FXブローカーの場合、追証リスクがないため取引により借金を抱えるリスクを排除することができる。
また取扱商品も多く、メジャー通貨のみならず、マイナー通貨による取引を楽しむことができる。
国内と海外のFXブローカーを比較して、どちらもメリットデメリットはあるが、私は断然海外FXブローカーをおススメする。
海外FXブローカーであっても日本語対応可能なサポートデスクを持つブローカーも存在するため、もちろん比較検討をすることをお薦めするが、読者には臆せず海外FXブローカーを選んでいただきたいと思う。
おすすめFX ブローカー(AXIORY)
AXIORYは海外FXブローカーでありながら、取引コストが少なく、取引の透明性も高い。また万が一ブローカー事態が倒産をしても資金の全額が補償対象となっていることも素晴らしい。
さらにCtraderというツールを使えることができることは、AXIORYを選ぶ最大のメリットと言える。Ctraderの使用はブローカーが厳しい審査を超えたていることを示し、そこからも信頼の高さが伺える。
- 海外FX業界最安レベルの取引コスト
- ナノスプレッド口座場合の1ロットの取引手数料は、片道3ドル(往復6ドル)
- NDD方式採用|約定率99.99%
- 約定力が高く、取引の透明性も高い
- 完全信託保全で口座資金の補償あり
- 海外のFX業者は万が一倒産してしまったら、利用者の資金が帰ってこない可能性があるが、利用者の資金が全額補償対象になっており、AXIORY(アクシオリー)に何か起こっても資金が全額返ってくることになっている。
- MT4・MT5だけでなくcTraderも利用できる
- cTraderはインターバンクに直結しているため、約定スピードが速く、リクオートや約定拒否が発生しにくいプラットフォーム
- 日本語サポートがある
おすすめツール(Ctrader)
cTraderは従来のMT4,MT5と言われるツールよりも操作性がシンプルでテクニカル分析だけでなく、経済指標カレンダーやニュースも一画面で確認することができる。
また自動でチャートパターンの形状判断やその確度を表示してくれるオートチャーティストを使用できる点もメリットだと言える。
私が最もおススメするのはその取引の透明性である。ECN方式を採用しているため高速取引が可能であり、ブローカーに左右されない取引が実現されていることは長い目でFXを行うにあたり最も意識しなければならない点だと考えている。
- 操作がシンプルで注文もスムーズ
- 板情報や各種インジケーターなどテクニカル分析がしやすい
- オートチャーティストが搭載されている
- 経済指標カレンダーやニュースも確認できる
- 高速取引が可能
ECN方式とは
投資家とブローカーの取引にはいくつかの取引方式が存在する。
大きくDD方式とNDD方式の二つに分類され、さらにNDD方式にはECN方式とSTP方式がある。
DD方式はFXブローカーが間に入ってインターバンク市場と取引を行うため、取引の透明性が低く、決済スピードも遅い。
それに比べNDD方式は直接インターバンク市場と取引を行うことができるため取引の透明性が高く、決済スピードが速い。
- DD方式
- 「Dealing Desk」の略で、相対取引、つまり投資家とFX取扱業者が1対1で取引を行う方式のこと。(OTC取引、MM(マーケットメーク)方式)
- 取引の透明性が低い
- 決済スピードが遅い
- NDD方式 → ECN方式、STP方式
- 「No Dealing Desk」の略で、投資家からの注文を直接インターバンク市場へ流して取引を行う方式のこと
- 取引の透明性が高い
- 決済スピードが早い
NDD方式の中には、ECN方式とSTP方式があり、ECN方式はオークション形式であるためコンピューターによって即座にマッチングされる。
STP方式は、インターバンクへの注文の提示の前にブローカーがいったん決済を行うためレート次第でリクエストした価格での約定ができない場合がある。
以下にECN方式とSTP方式の違いについて記載するが詳しく分からなくても問題はない。CtraderはECN方式であるため安心して利用していただければと思う。
- ECN方式
- 「Electronic Communications Network」の略で、ECNという私設取引所に直結して為替を取引する発注方法のこと
- 個人トレーダーだけでなく、ファンドやFXブローカー、証券会社、銀行、その他の「Liquidity Providers(リクイディティプロバイダー)」などの売買注文が絶えずマッチングされ、売買が成立していく。
- ECN方式のマッチングはオークション形式になっており。売買の注文が合致すれば、注文は即座にコンピューターによってマッチングされ約定される。
- STP方式
- 「Straight Through Processing」の略で、カバー先からの提示レートと、トレーダーへの提示レートの差がFXブローカーの利益となる。そのためカバー先が多いほど有利なレート配信が可能となる。
- STP方式のFXブローカーの場合、トレーダーから注文をもらうと、それをいったん自らが呑む(決済)。その後、ブローカーは瞬時にカバー先に注文を出すが、レート次第ではその瞬間でFXブローカーに損が発生する可能性もある。しかし、ブローカー側は損をしたくないので、リクオートが発生することもある。